NFに今年も出店します。

木曜会のブログを腐らせている元凶かもしれない会長です。今年も木曜会はNFに出店します。明日から4日間、全日10:00-18:00です。


お品書

・芥火春号……5作品、88ページ

・芥火NF号……4作品、126ページ

・新人号「影踏み」……2作品、56ページ

・芥火back number

・お得古本市

1月10日 活動報告

ブログをご覧の皆さま、明けましておめでとうございます。先日、会長を引き継ぎました、高倉です。至らぬ点ばかりですが、どうぞ本年も木曜会を宜しくお願いします。

さて、年明け始めの例会では、例年より早く芥火春号の製作に取りかかりました。4作品が提出され、どの作品も作者の創作意欲を強く感じ、読み応えがあり、意見の話しがいのある作品でした。それぞれの作品に改稿の課題となる点が提示され、次週の原稿に私自身、大変期待が高まっています。今号は面白い冊子になりそうです。

今日は見学の方にもいらっしゃっていただきました。来週も改稿作業になります。延期になったいくつかの読書会は試験期間後、開催されるものもあるとか、ないとか?
木曜会では随時見学を受け付けておりますので、気軽にご連絡ください。

今年は会で新たな試みにも挑戦できればと思います。
何はともあれ、皆さま、どうぞ風邪にお気を付けてお過ごしください。

12/6 読書会 村上春樹「午後の最後の芝生」

後期読書会の期間が始まりました。新入部員らが担当しての読書会となります。

その第1回は私内田が担当しました。
村上春樹、最初の短編集である『中国行きのスロウ・ボート』収録の「午後の最後の芝生」です。

春樹の短編の中でも特に人気・評価の高い作品です。
今回の読書会を機に初めて村上春樹を読んだ、という部員も多く、
担当者としては嬉しい限りです。

見学の方お二人にも参加していただき、時間いっぱいまで会を続けることができました。

来週はアンブローズ・ビアス「アウルクリーク橋の一事件」、担当はyuu-classicくんです。

それでは。


***

「あなたは私にいろんなものを求めているのでしょうけれど」

と恋人は書いていた。

「私は自分が何かを求められているとはどうしても思えないのです」

***

(内田)

色々な連絡と感謝

今日はいくつか連絡と報告させていただくことがあります。

1.NFについて
11/22(木)〜25(日)のNFにお越しいただいた皆様にはありがとうございます。
木曜会のブースもたくさんの方に足を運んでいただき、おかげさまで19号(春号)、20(秋号)ともに完売しました。ありがとうございます。

2.今日の活動について
今日はウディ・アレン監督の映画「私のなかのもうひとりの私」(原題:Another Woman)の上映会でした。哲学の教授として充実した生活を送っていたはずの女性が、ひょんなことから自分自身や自分の過去、周りの人間と向き合いはじめ、「新たな自分」を発見していくというような映画でした。なかなかにいい映画でした。
今年度に入ってからでも、「アニー・ホール」(原題:Annie Hall)、「カイロの紫のバラ」(原題:The Purple Rose of Cairo)、「私のなかの私」(原題:Another Woman)と3回目のウディ・アレン上映会です。はやっているのですかね、ウディ・アレンが。

3.来週以降の活動について
来週以降の毎週木曜日は読書会期間に突入します。学部や院どころか所属大学も問いません、本を読んでいようがいまいが、事前連絡があろうがなかろうが、自由です。いつでもだれでもお越しになるのをお待ちしています。
来週以降の予定は以下の通りです。
12/6「午後の最後の芝生」 (『中国行きのスロウ・ボート』収録 中公文庫)村上春樹 19:00〜
12/13「アウルクリーク橋の一事件」 (『ビアス短編集』収録 岩波文庫アンブローズ・ビアス 18:30〜
12/20「しんせかい」(新潮社)山下澄人 19:15〜20:30

また、読書会とは別に座談会も企画してあります。時間や場所は決まり次第、お伝えします。
12/22「ねじまき鳥クロニクル」(新潮文庫村上春樹

4.Twitter公式アカウントが始動しました。
(@mokuyoukai_KU)です。どうかフォローしてやってください。公式の活動記録などはこちらのアカウントで、日常のつぶやきは(@mokumokupyon)で行うつもりです。

さて、やっと書き終わりました。こまめにブログを更新していればこんなことにはならなかったはずなのですがね。
それでは、十分に長文になってしまっているので、ここらでさよならとしましょう。
(yuu-classic)

今年もNFに

毎度のことではいけないのですが、またブログの更新が止まっておりました。ご覧になっておられる方、お久し振りでございます。

今年も木曜会は京都大学11月祭、NFに参加します。

・「芥火」春号、NF号
・「芥火」バックナンバー
・古本市
の販売を行います。

期間は本日11月22日から25日までの4日間、各日10:00から18:00までお待ちしております。
場所は本部構内の文学部新館第五講義室です。

今年入会した会員が書き上げた作品も春号、NF号ともに収録されていますが、どの作品もそれぞれに独自の世界が展開されたおもしろい冊子に仕上がっています。ぜひ一度手にとっていただければと思います。古本市もお得です。こころよりお待ちしています。

(高倉)

新歓情報

先々週くらいでしょうか、季節の変わり目にきちんと雨が続いて、今年も春が来ることを実感しておりました。春になると心新たに何かを始めたくなってしまうもので、私は国際人になろう、と英語の教材を思わず買ってしまったことをいま思い出しました。机の上で早くも埃を被っている姿を見ると申し訳ない気分です。
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。2018年度の新歓日程をお伝えします。

4/12 今村夏子「こちらあみ子」読書会
4/19 太宰治「女生徒」読書会
4/26 こざわたまこ「僕の災い」(新潮文庫『負け逃げ』所収)読書会
5/10 ナブコフ「ロリータ」座談会
5/17 ゴッドヘルフ「黒い蜘蛛」読書会
5/24 チェーホフ「六号病棟」読書会

集合は、18時から18時半までに時計台のクスノキ下です。活動場所は吉田南構内総合人間学部棟1103教室です。他大学の方、上回生、院生の方も気軽に参加してください。作品を読まずに来て頂いてもかまいません(が、やはり読んで来た方が楽しめます。。)。
ご質問などあれば、木曜会のメールアドレスmokuyouka1(at)yahoo.co.jpか、新歓担当高倉kurariku1205(at)ezweb.ne.jpまでご連絡ください。
明日からはたくさんのサークルがビラをまくビラロードが始まり、木曜会もビラを配ります。色とりどりのビラを眺めつつも結局ほとんど見学に行かなかった一年前を思い出します。新歓は英語の教材のように高くつきませんし、いろんなサークルを回ってみるのがおすすめです。そしてこのブログを見てくださるほど当会に興味を持たれているみなさまにおかれては、この木曜会にも是非一度いらっしゃってくださればと思います。会員一同、心よりお待ちしております。
(高倉)

2月8日 読書会 崔実「ジニのパズル」

2月8日の読書会を担当いたしました、宮粼です。読書会では崔実「ジニのパズル」を扱いました。

「ジニのパズル」は在日韓国人3世として日本に生まれたジニが、自身のアイデンティティや過去の出来事に悩みながら生きていく様子が描かれた小説です。よく練られた構成と、迫力のあるエピソードの展開、そしてなによりジニというキャラクターが魅力的な作品です。ジニの真摯で不器用な生き方は読者の胸を強く打ちます。今回の読書会では丁寧に話の筋を追うことでひとつひとつのエピソードが持つ流れを明らかにしていき、ジニの過去を肯定するラストシーンの鮮やかさを考察しました。とても読みやすく面白い本なので、興味を持った方は是非読んでみてください。

次回の活動からは木曜会誌「芥火」春号の打ち合わせに入ります。私も参加する予定なのでより良い作品を書けるように頑張りたいと思います。

それでは。