4月15日 新歓読書会 「春琴抄」

こんばんは、好川です。寒いです。初めてのブログですが頑張ります。

4月15日に第二回の新歓読書会が行われました。扱った作品は谷崎潤一郎春琴抄」です。
前に教室を使用していた授業が長引いたようで始まりが少し遅れてしまいましたが、今回は八人もの新人さんが参加をしてくださいました。感謝です。

まずは簡単な自己紹介と木曜会の活動についての説明があり、その後に読書会に入りました。
今回私が担当した「春琴抄」は谷崎の耽美的女性崇拝の現れたものとされていますが、今回の読書会では春琴と佐助の関係を明らかにして、春琴のために自らの両目を潰した佐助の行動の如何について考えるという感じにしてみました。
 
参加者の間では、やはり春琴と佐助の特異な関係についてが議論の中心になりました。
新人さんの中には「春琴抄」を読んでいなかった人もいて、そういった方のためにあらすじをもっと詳しく書くなどの配慮をすべきだったと後悔しています。そういった要因もあって新人さんを含めた大きな範囲での討論があまりできなかったのが残念です。
ですが谷崎の性癖が特異であるということについては満場の一致を得たかと思います。

次回の読書会はコルタサルの「南部高速道路」です。ご存じない方も多いかと思われますが面白い作品です。興味のある方は是非ご参加ください。それでは今日はこのあたりで。寒いです。